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遺言書を探す

　相続が開始したら、まず第１に遺言書が作成されていないかを確認する必要があります。

• 金庫や机の中など遺品をもれなく調べる
• 取引先の銀行の貸金庫や知り合いの弁護士などに遺言書が預けられていないか確認する
• 公証役場（全国どこでもＯＫ）に行き、公正証書遺言が作成されていないか検索する

自筆証書遺言または秘密証書遺言が見つかったら

• 絶対に開封してはいけません。 封印のある遺言書は，家庭裁判所で相続人等の立会いの上開封しなければならないことになっており、 勝手に開封すると５万円以下の過料が課されたり、相続する権利を失う可能性があります。
• 遺言書を家庭裁判所に持っていき検認手続を行いましょう。

検認手続

　検認手続とは、検認の日現在における遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防止するための手続で、家庭裁判所で行います。 遺言の有効・無効を判断する手続ではないことに注意が必要です。

＜検認の管轄裁判所＞

亡くなった人の最後の住所地の家庭裁判所

＜検認に必要なもの＞

１．収入印紙　８００円

２．連絡用の郵便切手（金額は各家庭裁判所に確認）

３．申立書　１通

４．申立人、相続人全員の戸籍謄本　各１通

５．亡くなった人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本　各１通